臨床栄養学とは、言葉の意味の通り「病床に臨んで実地で治療に用いる栄養学」のことである。すなわち、傷病者の栄養に関する学問であり、栄養士が活躍する領域の1つである医療施設では欠かせない知識である。
医療施設で臨床栄養学の知識を活かすためには、様々な疾患の病態やその原因、治療法、栄養素の関わりも学ぶ必要があることは言うまでもない。
今日のような飽食の時代においても、病院では飢餓のように栄養状態が低下した症例を見ることが珍しくない。現代の臨床では、過栄養から低栄養まで混在する現場で個々の患者にあった栄養食事療法が求められている。
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